内定をもらってから断っていいか?---パート・アルバイトから正社員へのステップ---
TOP パート・アルバイトから正社員へのステップ 就職試験・面接が進んでいる途中で降りてもいい 内定をもらってから断っていいか? 「内定辞退なんて、思いもよらない」では、進む方向の是正ができない 【話がどんどん進むが、「この会社でいいのか?」となることもある】 「企業研究」などとして、いくら応募先のことを事前に調べても限りがあります。 なによりも、そんな文字や写真での情報ではなく、会社説明会や面接に行って、その社内を見たり、社員と話をしてみて、印象が具体的になるのが普通です。 応募したのですから、程度の差こそあれ、「そこに入社したい」と思ったいたはずです。ところが、途中で「どうも変だぞ。思っていたのと違うぞ」となることもあります。というよりも、そうなるのが当たり前です。 それがプラスの方向ならば問題ありません。「いっそう入社したくなった」という形ですね。 逆に「期待はずれだった」というときでも、内定までいく前に落とされれば、気分を変えて、次を探すだけです。問題は、すでに入社したい気分はなえているのに、なぜか話が順調に進んで、内定まで出た時です。 「辞退できるのか」「辞退したら何か問題が発生するのではないか」「相手企業に対して申し訳ない」といったことが頭に浮かぶことでしょう。 続きを読む 折りたたむ 【内定辞退は法律の上では問題なし】 内定は法律上の言葉では、「始期付解約権留保付労働契約」といいます。無理にかみ砕いていえば、「会社と応募者(内定者)の間で、いつから働いてもらうかが決まっている約束。ただし、会社側が『やっぱりやめときます』という権利もある」です。 「『やっぱりやめときます』という権利もある」といっても、「その時期までにひどい犯罪をした」「体を壊して働ける状態ではない」「学歴詐称など履歴書に決定的なウソがあった」といったレベルの理由がないと、破棄できません。 会社からの内定取り消しは、実際上は不可能です。 一方、内定者側からは取り消し(辞退)できます。 根拠は2つです。 (1)何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する(日本国憲法22条1項) (2)当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用